2017年02月26日

スペイン遠征6日目[サンクガット合同TR]












今日はSant Cugat(サンクガット)との合同TRです。
サンクガットはカタルーニャ州1部リーグに同じカテゴリーでも複数チームが所属し、バルサやエスパショールと試合を重ねている強豪チームです。

先ずは、3人×3グループ+GK1人に分けられ、サンクガットの複数チームに割り振られます。

サンクガットは同じベンハミン(5年生+早生まれの6年生)のカテゴリーでもA,B,C,Dの4チームに分けられています。

そして、ロッカールームでミーティングから始まり、グラウンドに出てTRが始まります。

ローッカールームでの盛り上がった様子や緊張した様子、チュン...となっている様子、TRの様子は写真ではとてももったいないので全部動画に撮ってあります。


今日の合同TRは、W-UP数種類の後、全部紅白戦でした。

スペイン人の中に入って試合をするのは、とても良い経験になりました。

ボールを前に運ぶ、突破する、チャンスを作る、シュートを打つ、ゴールを決める、相手からボールを奪う、奪われたボールを直ぐに奪い返す、、

サッカーの中での『仕事』をしているのは全てスペイン人でした。

日本人は、ボールをもらう(そもそもボールをもらえない、ボールに触れない選手も複数)直ぐに返す or 奪われる or 横か後ろに運ぶ→横か後ろにパス、

プレッシャーに素早く寄せる、、だけで、身体でコンタクトせずに奪えずない、、

早く寄せるけどぶつからないのでプレッシャーになはならず、ボールを奪ってくれるのは全てスペイン人、、

サッカーの仕事をするのも全てスペイン人といった情けない結果になりました。

8人制の試合をして日本人が3人固まったチームが最下位になりました...

日本人が2人かわされ失点した後、怒ったサイドバックのスペイン人が、日本MF3枚を無視して一人でドリブルで中央突破からロングシュートで決めたゴールは圧巻でした!


『フザケンナよ!!お前らのせいで俺は負けたくねぇーんだよ!!俺が一人で点取ってやる!!!!!!』


といった気持ちをプレーで見せ付けられました。


練習が終わったあとその話をみんなにしたら、同じチームだったユウマが泣いて「けど、あいつは全然DFをしてくれなかった」と言っていました。

ボールを奪うのもスペイン人、前に運ぶのも、シュートを打つのも、チャンスを作るのもスパイン人、、

もっと『サッカーの仕事をする!!』『結果を出す!!』というところに執念と執着を持ってプレーしてください!!




他の試合では、チームサンクガットに日本人とスパイン人のハーフの選手がいました。

見た目はほぼ日本人で日本語も話せます。

だけどプレーは、『ライオン』のその子と『子猫』のノザワナ選手達くらいの迫力と意欲で、超目立ってました。

半分は日本人です。でもそれくらい目立つんです。

左サイドバックでプレーしていましたが、その一つ前のポジションには同じプレースタイルで同じ左利きのハルが左サイドハーフをやっていました。

その意欲と迫力で、ノザワナでは攻撃の中心のハルも全部喰われて、目立つところ『サイドでの仕事』を全て持っていかれていました。



やっぱりサッカーの中で、試合の中で、『自分の役割』『仕事』を行うことがどれだけ大切か、、

『役割』『仕事』ができないということは、どういう評価を受けるか、、

『自分の役割』『自分の仕事』を他の人に取られてしまう、、ということがサッカーの中で、社会の中で、

何を意味しているということなのか。。。

よく考えて欲しいと思います。

そして、忘れないでください。

その『意欲』と『迫力』によって、のし上がっていくパワーを。